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  • ayumi4960

安心でひらく愛

今年はきついことが多かった年でもあるし、ハートが大きく開いた年でもあった。

年の初めWEM🄬の企画として、ヨガの講座を開催した。

緊張した。正直にいうと自信がなく、終わったあとも評価が気になった。

数日後WEM🄬ファウンダーの史さんとのセッションがあった。

ねぎらいの言葉のあと、今後よりよい講座にしていくためいくつか提案があると言われた途端、私の自信のなかった心にそれが重石のようにドスンと落ちてきた。

ああ失敗したんだ、期待に沿えなかったんだ、と気持ちが真っ暗になった。

 

ちゃんとしていたい、できる人でいたい、評価されたい。

その思いは子供の時から強力に自分をしばってきた。

根底にあるのは、自信のなさ。講座開催を通して、それが露呈した。

今だから話せる。その時はこんなこと自分で言えなかった。

今年起きたいろんなことが、私に変容のチャンスをくれた。

 

 

一番大きかったのは双子のわんこたちが相次いで亡くなったことだ。

突然亡くなった彼、私は病気に気づけなかったことを悔やみ、自分を責めた。

胸の奥が痛くて、そこから彼を想った。

史さんが生死は人間の力など及ばないところで起こること、人間は完ぺきではないことを諭してくれた。

ひと月半ほど彼とハートで会話するように過ごすうち、新しい感覚が生まれた。

これは全部自然の流れだ。みんな神様が決めたこと。

私は自分でコントロールできないことと悲しみをごっちゃにして、罪悪感に置きかえていたことに気づいた。

 

双子のもう一人、彼女は2か月半看病させてくれた。

良い素材の手作り食を与えようとする私を、ぷいと拒否する彼女は、これはダメ、これはいい、という枠を次々壊してくれた。

そして人間の感情を超えた次元で、今この瞬間、生命が持つ強さを見せてくれた。

たんたんと今にいる彼女と静かに過ごす最後の日々、何度も天国を感じた。

 

あと数日といわれたその日も過ぎ、彼女は苦しそうだった。

私はどうすることもできず、記録がわりにつけていた日記を読み返していた。前向きなようで、思ったようにいかないと悲観する言葉がそこには並んでいた。

その時はっとした。自分の思い、自分のエゴの中にいたのだ。

その瞬間何かが変わった。

彼女側に、初めて立てた。

きっと彼女は待っていてくれたのだろう。

数時間後、全部をやり切った!という笑顔で彼女は旅立った。

 

 

わかったことはすぐ、本当にそれを実践できますか、という宇宙からのお試しがきた。

娘たちが家に戻ってきていた時のことだ。ちゃんとした母親でいたい、という思い。それを超えられるかどうかの機会がきた。

お試しだ、とわかっていても、いつも通りの反応をしてしまう。状況をコントロールしたいのだ、それが自分を大丈夫と思わせてくれる手段だったから。

うまくいくはずのない、声を荒げ主張する泥沼の数時間が過ぎた。どうしたらいいかわからずハートで呼吸するうち、ふっと私は本当の声で、弱い自分をそのまま出した。

その瞬間全部のエネルギーが変わった。

みんなが素に戻り、弱い自分を出し始めた。

最後には抱き合い泣き笑いした。

 

次女の仕事探しが進まなかったとき、史さんが誘導瞑想を私がやることを勧めてくれた。

セッションの中で練習もした。

次女も乗り気だったが、いざやろうとすると、誘導がうまくいかない。

何度か試したあと、今日はもう終わりにしようと思いながら試しに次女に託して、何か見えるか聞いてみると、彼女は自分でヒーリングのきっかけをつかんでいて、あとは自然にうまくいった。

狙い通りの流れとは全く違ったが、翌日なんと仕事が決まった。

 

 

 

私は少しずつ、頭ではなくハートにいること、の感覚をわかり始めた。

頭は他からの評価を基準にしてこれは合ってる?大丈夫?と常に考えている。

ハートからの自分自身の感覚は置き去りにされ、無視されたそれは必死でもがいて叫ぶ。

ああ、なんて苦しかったろう。

もうやめよう、大丈夫なふりはもうやめよう、悲しいも怖いもそのままでいさせてあげよう。

もっと大きな愛が自分を包んでくれている、それに身をゆだねよう。

 

全部が。ワークショップに参加して渡してもらった知識やエネルギー、ヒーリングやセッション、わんこのこと、家族とのやり取り、そのほか日々の小さなこと、全部が、私をここまで導いてくれた。

関わってくれた方々、本当にありがとうございます。特に毎回のセッションで導いてくれた史さん、

本当にありがとう。魂の自分ありがとう、導いてくれるすべての存在たちありがとうございます。

 

 

今、うちには新しいわんこがいる。

16年前に双子がやってきたのと同じ、12月1日にきた。

野犬として保護された彼女は、長いサバイバル生活で身につけたふるまいをする。

大きな体を隠すようにひっそりと物陰を歩き、外の雪の上に静かに伏せて休もうとする。

私は、大丈夫だよ、もう安心していいんだよ、もうサバイバルしなくていいんだよと声をかけながら、自分に言っているみたい、と思う。

そんな彼女が、最近散歩のときにピョン!と跳ねるようになった。甘えるような表情をするようになった。

そんな小さなことがとっても嬉しい!

兄姉をなくしぼんやり寂しげだった先住犬のチワワも、リーダー役を張り切っている。

私の新しいサイクルが始まった。

大きな愛の安心の中で自分もその一部だとの実感を、100パーセント体現するその日まで、これからも学びは続く。



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