今年も北海道に新しい季節がやってきた!
森に入ると、青い小さなブドウのようなお花が一面にじゅうたんを敷きつめ、エンレイソウが静かに白い頭を垂れている。
その姿が見えなくなったと思ったら、ぶわっと急に緑が増える。
白い小花、黄色の小花、うばゆりもぐんぐん背丈を伸ばし、もうすぐつぼみを出す。
鳥がいたるところで鳴きかわし、一年生のカラスは産毛を頭に残したまま土をつついている。
氷と雪の世界から一転、この時期の勢いったら、笑ってしまうほど強烈で、人は乗り遅れないようにするのに精一杯。
毎年思う。自然は変化だなあと。
消えていくもの生まれるもの、でもその変化の根っこは変わらず力強い。
もし元気がなくなったら森に行ってみてください。
できたら人のいないところ。
何かをするのではなく、じっとして。森の音が体にしみこむように。
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